味つけもうひとつ 田崎要司

四十数年の都会でのサラリーマン生活から、やれやっと解き放され、これからの余生は、想い憧れていた故郷宮崎で、ぜひ過ごそうと帰郷してから、早いもので五年目を迎えました。
帰郷後、しばらくの間は、旧友との会合、古里名所史跡探訪、図書館での読書三昧等々、マイペースな日々をエンジョイしておりました。
そんな折、昨年の二月に県立図書館で開催された「NPO協働フォーラムイン宮崎」に出席いたしました。そのフォーラムの内容にかなりのインパクトをうけたことを、今でも鮮明に覚えています。
そのことが動機となり、今後、何らかの活動を通じて地域社会へ参加することが必要なのではないか、という考えにいたりました。加えて、自分の今後の生活パターンのもうひとつの味付けになれば、という思いもあり、「NPO協働フォーラム」で出会った、日向市に拠点を置く森づくりボランティア団体に参加いたしました。
ところが、活動拠点が市外ということもあり、なかなか思うように活動に参加できず、物足りなさも感じておりました折、タイミングよく、環境保全活動への取り組みを、身近なところからすすめている「みやざきエコの会」との出会いがあり、入会の運びとなりました。
入会一年目の昨年度は、環境テーマを主体とした環境学習・講演会・実習など、多くの活動に参加することができ、環境問題に対する私自身のスキルアップが図られた一年だったと思います。
今年度は、県立図書館にある『宮崎県環境情報センター』を運営受諾した関係で、様々な事業がみやざきエコの会で企画運営されます。
会の一員として、他の会員さんと一緒にしっかりとした運営をいたさねばと肝に銘じているところです。
今後も、会員の方との交流はもちろんのこと、さらに多くの繋がりをひろめてまいりたいと思っています。


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