たかが割り箸、されど割り箸 安部 嘉彦

私ごとではありますが平成7年4月から「フランチャイズの弁当店」を経営することになり、次のことを会社の経営理念として取り組んでいます。
@地球環境にやさしい店づくりA配達弁当、会議弁当の容器完全回収などですが、なかでも容器の完全回収をすすめるうちに、弁当に必ずつけられる割り箸の使い捨てが気になり、平成10年から容器とともに使用済み割り箸を完全回収して洗浄し、さらに乾燥しダンボール箱にまとめて年に1〜2回ずつ10年間、王子製紙日南工場さんに送り続けております。
このことに対して王子製紙日南工場さんより下記のような丁寧なお礼状をいただきました。
 「拝啓、時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。日頃より環境問題に積極的に取り組まれている安部企画様に敬意を表します。先般お送り頂きました割りばしは当工場にて、再利用させていただき上質紙(コピー用紙)に生まれ変わりました。現在、日南工場に割りばしをお送り頂いている個人・団体は約200団体になり、回収運動の深まりに驚いている次第です。今回頂いた割り箸重量は320Kgでした。お送り頂いた割り箸はレチッパー(粉砕機)で細かくした後、チップ(輸入材を細かく砕いたもの)に混ぜて再利用させていただく予定です。ありがとうございました」
15年前、会社の経営を始めたときには、環境問題についてあまり意識していませんでしたが、今後も身近な毎日の生活のなかでできることから環境保全活動に取り組んでまいりたいと思います。

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